日銀が対ユーロで「レートチェック」実施 投機的な動きけん制か
AI要約
日銀が、為替介入に向けて市場関係者にユーロの取引水準を尋ねる「レートチェック」を実施したことが明らかになった。
市場関係者の間では、レートチェックが為替介入の準備段階とみなされており、政府・日銀が投機的な取引を牽制する狙いがあるとされている。
為替市場では、円安水準が続いている中、対ドルの円相場が急騰したこともあり、日銀の動きが注目されている。
日銀が、為替介入を視野にいれて市場関係者に取引の水準を尋ねる「レートチェック」を、対ユーロで実施したことが分かりました。
市場関係者の間では、レートチェックは為替介入の直前の準備段階と捉えられています。
ユーロに対する円の取引水準を市場の参加者に尋ねることで、政府・日銀が市場で続く投機的な取り引きをけん制する狙いがあるとみられます。
市場関係者によりますと、日銀がきょう、対ユーロの相場について「レートチェック」を行ったということです。
為替市場では、ドルやユーロなどに対して歴史的な円安水準が続いていますが、11日にはアメリカの経済統計の発表をきっかけに、対ドルの円相場は1ドル＝161円台から157円台と、一時4円ほど円が急騰しました。
