「東武住販」東で武者修行した創業者…親孝行のため帰郷し最初はプレハブ小屋、現在は20店

AI要約

福岡証券取引所の新興企業向けQボードと東京証券取引所のジャスダック市場に上場した不動産会社。創業40年で中古住宅をリフォームして販売している。

社長の荻野利浩は神奈川県藤沢市の不動産会社で働いていたが、故郷の山口県下関市で東武を創業。下関市に戻った理由は母親への親孝行で、知人もおらず自ら会社を興すしかなかった。

東武は山口、福岡、佐賀、熊本、大分、広島県に20店舗展開しており、地域に根付いた事業展開を行っている。

 中古住宅をリフォームして販売する手法で業績を伸ばし、今年創業40年。2014年5月、福岡証券取引所の新興企業向けQボードと、東京証券取引所のジャスダック市場に同時上場した。現在は東証スタンダード市場上場。

 神奈川県藤沢市の不動産会社で働いていた荻野利浩社長が故郷の山口県下関市で1984年に創業した際、「東で武者修行をした」という思いを込め、「東武」の名前を冠した。

 荻野社長が下関市に戻ったのは、離れて暮らす母親に「親孝行がしたい」という理由だった。だが、知り合いもなく、仕事が見つからず、3坪のプレハブ小屋で、自ら会社を興すしかなかったという。

 山口、福岡、佐賀、熊本、大分、広島県に計20店を展開している。