金融政策判断「経済指標を慎重に見極める」…6月FОМC議事要旨

AI要約

米連邦準備制度理事会は6月に開催された連邦公開市場委員会で、金融引き締め政策の維持について不確実性があるとの認識を示し、今後の経済指標を慎重に見極める考えを共有した。

FRBは政策金利を2001年以来の高水準に維持し、年内の利下げ回数を1回に削減する決定を下した。

 【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)は3日、6月11日~12日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開した。参加者は、金融引き締め政策をいつまで維持すべきかについて「不確実性がある」との認識を示し、引き続き今後の経済指標を慎重に見極める考えを共有した。

 FRBは6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を2001年以来の高水準となる年5・25~5・50%に据え置くことを決定。年内の想定利下げ回数を従来の3回から1回へと引き下げていた。