GT1300ジュニア【1】アルファ伝統のDOHCを搭載! イタリア生まれの「おてんば娘」
オーナーが愛情を注いでレストアした1969年式アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニアの魅力。
小さな排気量ながらもパワフルなエンジンや上質なメカニズムを搭載。
愛称「ジュリ子」で大切にされるかわいらしいアルファロメオの至福の時間。
アルファロメオという名が気になり、色っぽいデザインに魅せられ、刺激的な走りに骨抜きにされる。多くのアルフィスタと同じようにこのGT1300ジュニアのオーナーも、イタリア生まれのおてんば娘のとりこになった。手塩にかけてレストアし、あこがれのGTA仕様にカスタム。魅力が倍増したおてんば娘との至福の時間を楽しんでいる。
【1969年式 アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア Vol.1】
オーナーが「ジュリ子」と名付けてかわいがっているのは、1969年式アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア。アルファロメオ史上もっとも人気を博したジュリアクーペシリーズの中でも、特にファンが多い「段付きフロントノーズ」を持った後期モデルの1.3Lバージョンだ。
エンジンは1290ccで89psと、ジュリアシリーズの中では排気量が最も小さく、末っ子娘の廉価版という位置付けだが、エンジンはアルファ伝統の「DOHC」、ミッションは「5速」、サスペンションは「ダブルウイッシュボーン」、ブレーキは「4輪ディスク」とメカニズムは上位グレードと比べても遜色ない。インテリアのクオリティーも高く、同じクラスのライバル車を大きくリードしていた。
主要諸元 SPECIFICATIONS
1969年式 アルファロメオ・ジュリアGT1300ジュニア
● ボディ:フロントまわり&アウタードアハンドルGTA仕様
● エンジン:AR105型、10548カムシャフト
● 吸気系:ウエーバー40DCOE
● 排気系:ステンレスタコ足&マフラー
● 駆動系:OS技研製LSD
● サスペンション:KONI製ショック&ローダウンサス
● タイヤ:ダンロップ ディレッツァ スポーツZ1スタースペック 195/60R14
● ホイール:GTAレプリカ
● インテリア:ナルディ製ステアリング、天井張り替え、ドアパネル自作
初出:ノスタルジックスピード vol.024 2020年4月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)