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【公的年金】厚生年金「月14万円以上」は平均より多い?老後資産を形成するコツとは?
老後が近づくにつれ、生活費や医療費といったお金の問題が心配になるものです。今の貯蓄で安心して過ごせるのか、不安に感じている方も多いでしょう。
現代では老後への不安がますます高まっていますが、まずは公的年金の受給額を知ることが老後資金計画の第一歩です。
この記事を参考にして、安心した老後を迎えるための計画を立てていきましょう。
![【公的年金】厚生年金「月14万円以上」は平均より多い?老後資産を形成するコツとは?](/img/article/20240630/6680ebc4bf7a7.jpg)
老後が近づくにつれ、生活費や医療費といったお金の問題が心配になるものです。
今の貯蓄で安心して過ごせるのか、不安に感じている方も多いでしょう。
現代では老後への不安がますます高まっていますが、まずは公的年金の受給額を知ることが老後資金計画の第一歩です。
今回は、2023年12月に厚生労働省が公表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を基に、最新の厚生年金と国民年金の受給額を詳しく解説します。
この記事を参考にして、安心した老後を迎えるための計画を立てていきましょう。
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日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の二層構造で成り立っています。
老後の安定した生活を送るためには、これらの年金制度を理解することが欠かせません。
●国民年金(1階部分)
・加入対象:20歳以上60歳未満の日本に住む全ての人
・保険料:一律の定額
・受給額:納付期間に応じて決定
国民年金は公的年金の基礎部分で、将来の受給額は納付期間によって決まります。
●厚生年金(2階部分)
・加入対象:公務員や会社員など
・保険料:収入に応じて決定(上限あり)
・受給額:加入期間と納付額に基づいて決定
厚生年金は、主に企業に勤める人々が加入するもので、保険料は収入に応じて変動します。そのため、受給額にも個人差が大きく出ます。
これらの年金制度の仕組みを理解し、将来の受給額を見据えた計画を立てることが、安心した老後を迎えるための第一歩です。
先述の通り、老後の資金計画を立てるためには、公的年金の受給額を正確に把握することが重要です。
2023年に厚生労働省年金局が発表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、最新の年金受給額について見ていきましょう。
●厚生年金の平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:14万3973円
・〈男性〉平均年金月額:16万3875円
・〈女性〉平均年金月額:10万4878円
※国民年金部分を含む
●厚生年金の現状:平均受給額とその割合
厚生年金の平均月額は14万3973円です。しかし、男女間で大きな差があり、男性の方が平均受給額が高いという現実があります。
次に、厚生年金をひとりで月額14万円以上を受給している人の割合もみていきましょう。
●【厚生年金】受給額ごとの人数(1万円刻み)
・1万円未満:6万1358人
・1万円以上~2万円未満:1万5728人
・2万円以上~3万円未満:5万4921人
・3万円以上~4万円未満:9万5172人
・4万円以上~5万円未満:10万2402人
・5万円以上~6万円未満:15万2773人
・6万円以上~7万円未満:41万1749人
・7万円以上~8万円未満:68万7473人
・8万円以上~9万円未満:92万8511人
・9万円以上~10万円未満:112万3972人
・10万円以上~11万円未満:112万7493人
・11万円以上~12万円未満:103万4254人
・12万円以上~13万円未満:94万5662人
・13万円以上~14万円未満:92万5503人
・14万円以上~15万円未満:95万3156人
・15万円以上~16万円未満:99万4044人
・16万円以上~17万円未満:104万730人
・17万円以上~18万円未満:105万8410人
・18万円以上~19万円未満:101万554人
・19万円以上~20万円未満:90万9998人
・20万円以上~21万円未満:75万9086人
・21万円以上~22万円未満:56万9206人
・22万円以上~23万円未満:38万3582人
・23万円以上~24万円未満:25万3529人
・24万円以上~25万円未満:16万6281人
・25万円以上~26万円未満:10万2291人
・26万円以上~27万円未満:5万9766人
・27万円以上~28万円未満:3万3463人
・28万円以上~29万円未満:1万5793人
・29万円以上~30万円未満:7351人
30万円以上~:1万2490人
※国民年金部分を含む
厚生年金の受給者のうち、月額14万円以上を受け取る割合は52.1%でした。