ロードスターRFとマツダ2、7月中旬に生産再開へ　出荷停止解除でマツダが表明

AI要約

マツダは国土交通省から出荷停止指示の解除を受け、ロードスターRFとマツダ2の生産を再開する見込みを発表。地場の部品メーカーや販売会社から安堵の声が上がる。

国交省の指導内容を真摯に受け止め、再発防止策を履行し、信頼回復に努めるとコメント。顧客に迷惑をかけた販売会社は、生産再開の見通しを歓迎する。

ロードスターRFとマツダ2の国内向け生産は一時停止されていたが、解除されたことで地場部品メーカーや従業員は安心する。

　自動車の大量生産に必要な「型式指定」の認証不正問題で、マツダは、国土交通省から出荷停止指示の解除を受けた国内向けの「ロードスターRF」と「マツダ2」の生産を7月中旬に再開する見込みを明らかにした。既に生産していた車は同1日に出荷を再開する予定。地場の部品メーカーや販売会社からは安堵（あんど）の声が上がった。

　マツダは「全てのステークホルダー（利害関係者）の皆さまにあらためておわび申し上げる。国交省の指導内容を真摯（しんし）に受け止め、再発防止策を着実に履行し、信頼回復に努める」とのコメントを出した。

　中国地方のある販売会社は「2車種を売り出せず顧客に迷惑をかけていただけに、生産再開の見通しが立ったのはうれしい」と歓迎した。別の販売会社はマツダからの正式な連絡を待ち、顧客に納車の見通しを伝えるという。

　マツダはロードスターRFとマツダ2の国内向け生産を今月6日に停止していた。地場部品メーカーは「大きな影響が出る前に解除されてほっとした。動向を気にする従業員も多かった」と話した。