国交省、認証不正行為でマツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキ4社の立入検査の結果公表 マツダ、ヤマハへの出荷停止指示を解除

AI要約

国交省は、型式指定申請の不正行為があった4社について立入検査の結果を公表し、出荷停止指示を解除した。また、不正行為が確認された車種について基準適合性の確認を行い、再発防止策の実施状況を確認した。

違反がない企業が79社、不正行為があったのは4社であり、調査が継続中の企業が2社ある。現時点で不正行為が判明したのは1社のみ。

国交省は不正行為の再発を防止するため、再発防止策の実施や報告を定期的に行うよう各社に指導している。

国交省、認証不正行為でマツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキ4社の立入検査の結果公表 マツダ、ヤマハへの出荷停止指示を解除

 国土交通省は6月28日、型式指定申請の不正行為があったマツダ、ヤマハ発動機、本田技研工業、スズキの4社について、立入検査の結果と4社の不正対象車種の基準適合性の確認結果を公表するとともに、マツダ、ヤマハの現行生産車3車種について出荷停止指示を解除した。

 国交省では、4社に対して6月5日より順次立入検査を行ない、事実関係の確認、精査を行なうとともに、不正行為が確認された車種について、基準適合性の確認を行なってきた。

 立入検査の結果については、4社から報告があった不正行為の事実関係や、組織体制等を確認。また、マツダ、ヤマハ、ホンダにおいては再発防止策を実施中であること、スズキにおいては再発防止策の実施を完了していることを確認。なお、4社において新たな不正行為は発見されなかったとしている。

 国交省では、立入検査の結果を踏まえ、型式指定申請における不正行為の再発を防止するため、マツダ、ヤマハ、ホンダに対し、各社において策定した再発防止策を確実に実施するとともに、その実施状況について、当分の間、半年ごとに報告するよう指導した。

 また、4社において不正行為が確認された計31車種について基準適合性の確認を行なったところ、31車種すべてについて、基準に適合していることを確認。このため、マツダとヤマハに対する現行生産車計3車種(マツダ2車種、ヤマハ発動機1車種)の出荷停止の指示を解除した。

 なお、型式指定申請における不正行為の有無等に関する調査について、6月28日までに調査継続中であった17社のうち15社から不正行為はない旨の最終報告があったとしている。調査継続中の2社に対しては、最終的な調査結果の速やかな提出を指示した。

 6月28日時点の報告結果は以下のとおり。

調査完了:83社

不正行為なし:79社

不正行為あり:4社 (マツダ、ヤマハ発動機、本田技研工業、スズキ)

調査継続中:2社

現時点で判明した不正行為なし:1社(カワサキモータース)

現時点で判明した不正行為あり:1社(トヨタ自動車)