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ザポリージャ原発 IAEAグロッシ事務局長がロシア代表団と会談し「作業の一部で合意に達した」
IAEAのグロッシ事務局長とロシア代表団がウクライナの原子力発電所に関する作業で合意に達したことが発表された。
会談ではザポリージャ原子力発電所の安全性について議論が行われ、再稼働に向けた意見交換が必要であるとの見解が示された。
一方、ロシア側はウクライナ軍のドローン攻撃が発電所に被害を与えていると主張し、ウクライナを非難した。
![ザポリージャ原発 IAEAグロッシ事務局長がロシア代表団と会談し「作業の一部で合意に達した」](/img/article/20240529/66560e0fac910.jpg)
ロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所をめぐり、IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長がロシアの代表団と会談し、「作業の一部で合意に達した」と述べた。
IAEA・グロッシ事務局長「きょうの会談の結果、我々は当面の作業の一部で合意に達することができた」
グロッシ氏は28日、バルト海に面したロシアの飛び地カリーニングラードでロシア国営原子力企業「ロスアトム」トップのリハチョフ氏と会談した。
会談は3時間にわたり、ザポリージャ原発の安全性について議論したという。
グロッシ氏は会談後の記者会見で「原発の安全性や再稼働に向けて何が必要か、意見交換を行う必要がある」と述べた。
一方、リハチョフ氏は原発の安全性を強調する一方、「ここ数カ月、ウクライナ軍のドローン攻撃が著しく増加し、発電所の敷地や屋根が被害を受けている」と主張し、ウクライナを非難した。