サウジ非石油民間部門PMI、8月は54.8に上昇 新規受注と雇用好調

AI要約

サウジアラビアの非石油部門の購買担当者景気指数が上昇し、新規受注と雇用が増加した。

生産指数は若干低下し、需要喚起のため企業が販売価格を引き下げる動きも見られた。

雇用の伸びが重要であり、企業の事業見通しや信頼感が高まっている。

[ドバイ 3日 ロイター] - 8月のサウジアラビア非石油部門購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は54.8と、7月の54.4から上昇した。ただ、長期平均の56.9を大きく下回った。

7月は2年超ぶりの低水準だったが、新規受注と雇用の増加に支えられて上向いた。

8月の生産指数は前月の58.6から58.1に低下し、非石油民間部門の企業の活動が鈍化し、需要喚起のため販売価格を引き下げた企業もあることが示された。

新規受注指数は7月の55.7から56.8に上昇した。雇用は加速し、2023年10月以来の高水準となった。

リヤド銀行の首席エコノミスト、ナイーフ・アルガイス氏は「雇用の伸びは8月の勢いの重要な原動力であり、企業が拡大計画にますます自信を深めていることを示している」と述べた。

今後12カ月間の事業見通しに関する企業信頼感は5カ月ぶり高水準となった。