独製造業PMI、8月改定42.4に低下 受注がさらに減少
ドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数は低下し、好不況の状況が続いている。
受注が急減し、早期回復の見通しは絶たれた。
楽観度合いも後退し、工場には余剰生産能力がある状況。
Maria Martinez
[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツの8月のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は42.4と、前月の43.2から低下した。速報値の42.1から上方改定されたものの、好不況の分かれ目となる50を下回り続けている。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「8月は受注がさらに減少し、早期回復の望みは絶たれた」と述べた。
新規受注は昨年11月以来の急減となった。受注残と雇用も減少ペースが加速し、工場に余剰生産能力があることを示している。
1年後の成長見通しに関する楽観度合いも後退した。