南ア製造業PMI、8月は再び50割れ 業況不安定

AI要約

南アフリカの金融機関アブサが発表した8月の製造業PMIが前月比で低下し、不安定な業況を示唆している。

政治的不透明感やインフレ、借入コストの上昇、需給の低迷が製造業の課題であることを指摘。

8月の指数低下幅が大きく、7月の上昇分を帳消しにする結果となった。

南ア製造業PMI、8月は再び50割れ 業況不安定

[ヨハネスブルグ 2日 ロイター] - 南アフリカの金融機関アブサが2日発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)は43.6と、7月の52.4から低下した。好不況の分かれ目である50を大幅に下回り、不安定な業況を示唆した。

アブサは「8月の指数低下は政治的な不透明感、高水準ながら鈍化しているインフレ、高水準の借り入れコスト、国内外の需要低迷の中で製造業が直面している課題を浮き彫りにするものだ」と指摘。

「これらの要因から、製造業は7月に見られた勢いを維持できず、PMIは今年5回目の50割れとなった」と述べた。

8月の指数低下幅は8.8ポイントで、7月の上昇分(6.7ポイント)を帳消しにした。