ベネズエラ大統領の飛行機、米政府がドミニカ共和国で押収
AI要約
米司法省は、マドゥロ大統領の飛行機をドミニカ共和国で押収し、米フロリダ州に移転したと報告した。
押収された飛行機はペーパーカンパニーを通じて違法に購入され、マドゥロ氏と側近が使用するために米国に密輸されたと指摘された。
米政府はベネズエラの大統領選挙結果を改ざんされたとし、マドゥロ氏の勝利を認めていない。
Matt Spetalnick Jasper Ward
[ワシントン ２日 ロイター] - 米司法省は２日、ベネズエラのマドゥロ大統領が使っている飛行機をドミニカ共和国で押収し、米フロリダ州に移転したと発表した。
ガーランド司法長官は押収したファルコン９００ＥＸ型機について、ペーパーカンパニーを通じて１３００万ドルで違法に購入され「マドゥロ氏と側近が使用するために」米国から密輸されたと指摘した。
ベネズエラ政府は声明で、マドゥロ氏が飛行機を使用したことを認めたが、押収は「海賊行為以外の何ものでもなく」、違法であり、米国による「繰り返される犯罪行為」であると批判した。
７月２８日に行われたベネズエラ大統領選挙は、現職のマドゥロ大統領が勝利を主張している。米政府は選挙結果が改ざんされたとして、マドゥロ氏の勝利を認めていない。
