エムポックス21人感染 コンゴ共和国

AI要約

アフリカ中部コンゴ共和国で、エムポックス(サル痘)ウイルスに21人が感染

感染は主に北部で広がり、隣国コンゴでも変異株がまん延し570人以上が死亡

世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言、予防対策強化を呼び掛け

 【ブラザビルAFP時事】アフリカ中部コンゴ共和国で、天然痘に似た症状の感染症「エムポックス(サル痘)」ウイルスに今年に入って21人が感染したことが確認された。

 モコキ保健相が25日、明らかにした。

 モコキ氏は憂慮すべき事態ではないと述べたものの、国民に手洗いなどで予防するように呼び掛けた。同国での感染は主に北部で広がっている。隣接するコンゴ(旧ザイール)では変異株がまん延し、今年570人以上が死亡した。

 エムポックスはアフリカで急拡大しており、アジアやヨーロッパでもウイルスが検出されている。流行を受け、世界保健機関(WHO)は緊急事態を宣言した。