米の「挑発」続けば西側は世界戦争の危険に直面 プーチン氏側近が警告

AI要約

ロシアのプーチン大統領の側近であるチェメゾフ氏は、米国の挑発とウクライナへの攻撃容認に警告し、世界戦争の危険性を指摘。

チェメゾフ氏は、ウクライナ戦争を西側との闘争と位置付け、戦争準備の必要性を強調。

米国のウクライナへの武器供給に反発し、全面戦争へのリスクが増大する可能性を指摘。

米の「挑発」続けば西側は世界戦争の危険に直面 プーチン氏側近が警告

Guy Faulconbridge Gleb Stolyarov

[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の側近の1人であるセルゲイ・チェメゾフ氏は、米国が「挑発」を続け、今後もウクライナによる越境攻撃を容認するなら、西側は世界戦争の危険に直面することになると警告した。

ウクライナがロシア西部クルスク州への越境攻撃を開始した後、ロイターからの取材要請に書面で回答した。

ロシア軍に多くの武器を供給する国営企業ロステクの最高経営責任者(CEO)も務めるチェメゾフ氏は、ウクライナにおける戦争は西側との闘争だとするロシアの立場を改めて主張した。

さらに「米国が主導する西側が戦争をけしかけている状況で、われわれは態勢を整えなければならない」と語り、ロシアは戦争の先行きに自信を持っているし、武器も十分にあると述べた。

まだチェメゾフ氏は、戦争がいつ終わるかは誰にも分からないとした上で、米国がウクライナに武器を提供し、ロシア領奥深くへの攻撃を許していると非難。「そうした動きに拍車がかかればかかるほど、世界が全面戦争に突入するリスクが増大する。不思議なことに西側諸国はこうした事態が彼らにとってどれほど緊迫したものか理解していないようだ」と付け加えた。