パレスチナの現状を知って 横浜で24日イベント、主催者の思い

AI要約

イスラエルの報復攻撃を受け続けるパレスチナの人々が営んできた暮らしを紹介するイベントが横浜市で開催される。

イスラエルとパレスチナの状況についての意識向上を図り、行動のきっかけを提供する目的。

イベントでは、現地の状況を知るためのプレゼンテーションや文化交流が行われる。

主催者は日本のメディアが報じきれていない状況に対する啓発活動を通じて意識を高めている。

パレスチナの支援団体関係者や現地での活動経験者が参加し、情勢の説明や文化交流を行う。

参加費を支払うことでイベントに参加し、イスラエル・パレスチナ問題について学び、支援の機会を得ることができる。

イベントは横浜市で開催され、関心のある人々が集まる場となる。

パレスチナの現状を知って 横浜で24日イベント、主催者の思い

 イスラエルの報復攻撃を受け続けるパレスチナの人々が営んできた暮らしを紹介するイベントを、横浜市在住の女性2人が24日、市内で開く。主催者らは「遠いと思われがちな場所に生きる人たちとのつながりを見つけ、状況を変えるために考えて行動するきっかけになればうれしい」と話している。

 イベントは「パレスチナ文化・現地―学びとつながりの時間―」。会社員の宿澤愛さん(45)と、パレスチナ自治区ガザ地区での住民支援経験があるNGO日本国際ボランティアセンター元職員の並木麻衣さん(39)が企画した。

 ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる昨年10月の越境攻撃後、パレスチナに長年占領政策を続けるイスラエルの報復は「ジェノサイド(大量虐殺)」と指摘される状況だ。日本のメディアが十分に報じていないと感じた宿澤さんは「自分で知ったことを伝えよう」とデモやイベントを企画してきた。ガザへの支援送金の方法を相談した並木さんと、「横浜つながり」で今回のイベントを準備した。

 6月にパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区を訪問した「北海道パレスチナ医療奉仕団」の関係者も参加して現地情勢を説明する。並木さんはパレスチナでの暮らしぶりを画像などで解説。茅ケ崎在住の木版画家・古知屋恵子さんによる「パレスチナ紙芝居」や中東のひよこ豆ペーストも提供される。

 イベントの参加費は18歳以上1500円、高校生1000円、中学生以下500円。午前10時から午後5時まで、横浜市西区東ケ丘の「CASACO(カサコ)」で開かれる。【和田浩明】