イスラエル攻撃までには「長時間要する可能性」 イランの革命防衛隊

AI要約

イランの革命防衛隊は、イスラエルに対する報復の時期を自ら決定し、長期戦になる可能性があると述べた。

イランはハマス最高幹部殺害に対する報復を宣言し、米国の関与を非難している。

イランはイスラエルへの攻撃の準備を進めており、以前の作戦とは異なる対応を示唆している。

イスラエル攻撃までには「長時間要する可能性」 イランの革命防衛隊

 イランの革命防衛隊の報道担当官は20日、イスラエルに対するイランの報復までには「時期を決めるのは我々で、長時間を要する可能性がある」と述べた。ロイター通信が報じた。

 イランは、7月末に首都テヘランでイスラム組織ハマス最高幹部のハニヤ政治局長(当時)が殺害されたことを受け、イスラエルへの報復を宣言している。

 報道によると、報道担当官は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を終結させ、人びとを救ういかなる行動も支持するとしたうえで、「我々は米国が真摯(しんし)な行動をしていると考えていない。米国はガザの戦争に加担している」と非難した。

 また、報道担当官は、「敵は計算された正確な対応を待つべきだ」と述べたうえで、イスラエルへの攻撃は、以前の作戦とは違う対応になる可能性も示唆した。イランは4月に在シリアの大使館が空爆されたことへの報復措置として、イスラエルをミサイルやドローン(無人機)で攻撃した。(今泉奏、山根祐作)