イスラエル、ガザから人質6人の遺体を収容と発表

AI要約

イスラエル当局はガザ地区で死亡した人質6人の遺体が収容されたと発表した。

ハマスに拘束されていた人質の中には79歳と80歳の高齢者も含まれており、複数の住民が拘束されていた。

作戦の詳細や犠牲者の身元については、当局が正確な情報を元に行動していた。

イスラエル、ガザから人質6人の遺体を収容と発表

(CNN) イスラエル当局は20日、パレスチナ自治区ガザ地区で死亡した人質6人の遺体が収容されたと発表した。

イスラエル軍と、同国の治安維持や情報活動などを担う機関「シンベト」が共同で声明を出し、6人の名前を公表した。

このうち5人については、軍がこの数カ月の間に死亡を発表していた。

ネタニヤフ首相は声明で「残忍なテロ組織である(イスラム組織)ハマスに拘束されていた人質」のうち6人の遺体が収容されたと述べ、作戦にかかわったチームの「勇気と断固たる行動」に感謝の意を表した。

作戦の詳細は今のところ公表されていないが、共同声明はシンベトや軍情報部門からの正確な情報により実現したと説明している。

6人のうち79歳の1人と80歳の2人は、ガザ地区との境界に近いキブツ(集団農場)、ニルオズの住民だった。キブツの発表によると、ハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けた昨年10月7日に拘束された。

79歳の男性の息子は、この攻撃で死亡した。一緒に連れ去られた妻と娘、孫は翌月の戦闘休止で解放されていた。

英国との二重国籍を持つナダフ・ポップルウェルさんは当時51歳で、もうひとつのキブツ、ニリムから連れ去られた。ハマスの軍事部門「カッサム旅団」は5月、ポップルウェルさんがイスラエル軍の空爆で負ったけがにより死亡したと主張していた。