ドイツ艦船、台湾海峡を来月通過も 命令待ち=司令官

AI要約

ドイツ海軍のシュルツ少将が独艦船2隻が台湾海峡を通過する可能性を示唆

中国政府は独艦船の通過を台湾問題として批判

独艦船は東京へ寄港し、複数国との演習に参加予定

ドイツ艦船、台湾海峡を来月通過も 命令待ち=司令官

Sabine Siebold

[ベルリン 19日 ロイター] - ドイツ海軍のシュルツ少将は独艦船2隻が来月、台湾海峡を通過する可能性があると明らかにした。命令を待っているという。実行すれば2002年以来となる。

海軍機動部隊の司令官であるシュルツ氏は、ロイターの電話インタビューで「まだ決定は下されていない」と述べ、天候も影響すると説明した。

「われわれがここで国旗を掲げるのは、パートナーや友好国を支持し、ルールに基づく秩序、領土紛争の平和的解決、自由で安全な航路へのコミットメントを示すためだ」と語った。

中国外務省の毛寧報道官は北京で記者会見し、独艦船の台湾海峡通過に関する質問に対し、台湾は中国の内政問題であり、安定の鍵は台湾の独立に反対することだと述べた。

「航行の自由を装って中国の領土主権と安全保障を損なうことに中国は常に反対してきた」と指摘した。

2隻の独艦船はフリゲート艦バーデンビュルテンベルクと補給艦フランクフルトアムマインで、20日に東京に寄港する予定。韓国とフィリピンにも寄港する。またフランス、インドネシア、イタリア、日本、マレーシア、シンガポール、フィリピン、米国との演習にも参加する。