ロシア西部の92集落制圧 ウクライナ、越境作戦継続
AI要約
ウクライナのゼレンスキー大統領は、同国軍がロシアのクルスク州への攻撃で約1250平方キロの地域と計92集落を制圧したと主張し、多くのロシア兵を捕虜に取ったと述べた。
クルスク州と国境を接するウクライナ北東部スムイ州の国境地帯からロシア兵を排除し、「目標の一つだった」と表明したゼレンスキー氏は、ロシア領内への攻撃をするために支援国に武器供与を求めた。
ウクライナ軍は新たな攻撃のために部隊を再配置しているが、ロシア軍は状況を掌握していると報告されている。
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日の演説で、同国軍がロシア西部クルスク州への攻撃で、約1250平方キロの地域と計92集落を制圧したと主張した。多くのロシア兵を捕虜に取ったことを「重要な成果」と述べ、越境作戦を続ける意向を示した。
クルスク州と国境を接するウクライナ北東部スムイ州の国境地帯からロシア兵をほぼ排除したとし、「目標の一つだった」と表明。欧米が供与した武器を使ったロシア領内への長距離攻撃を認めるよう支援国に求めた。
バイデン米政権は、米国が供与した武器を用いたロシア領内への攻撃を「レッドライン」（越えてはならない一線）としてきた。ゼレンスキー氏は、越境攻撃によって「レッドラインという考え方は崩れた」と訴えた。
ウクライナ軍はクルスク州で新たな地域を攻撃するために部隊を再配置しているが、ロシア軍は状況を掌握できているとしている。
