ウクライナ軍、クルスク州で1─3キロ前進 米当局と戦況を協議
ウクライナ軍がロシアのクルスク州で越境攻撃を展開し、1-3キロ前進していると発表。
ウクライナは8月6日から越境攻撃を行い、82の集落と1150平方キロメートルの地域を制圧。
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は状況が制御され、米国と連携して必要な武器について協議している。
[16日 ロイター] - ウクライナ軍のシルスキー総司令官は16日、越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州で同軍が1─3キロ前進していると述べた。
ウクライナは、8月6日に大規模な越境攻撃を開始。82の集落と1150平方キロメートルの地域を掌握したとしている。
シルスキー総司令官はテレグラムに動画を投稿し「全般的に状況は制御されており、全てが計画通りに実行されている」と述べた。
また、米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長と戦況について協議し、「作戦と戦略的な状況の変化について米国側に報告し、ウクライナ軍が現在最も必要としている武器と軍事装備について話し合った」とした。
こうした中、ロシアのタス通信は地元治安当局の話として、ウクライナ軍がクルスク地方のセイム川にかかる橋を破壊し、民間人の陸路避難を妨害していると報じた。