北方領土・貝殻島の灯台にロシア国旗を設置か 根室海上保安部が確認

AI要約

北方領土・歯舞群島の貝殻島にある灯台に、ロシア国旗が再び掲げられていることが確認された。

昨年夏にもロシア国旗が掲げられ、ロシア側が実効支配を誇示する動きが相次いでいる。

根室海上保安部によると、国旗は一時見えなくなっていたが、再び設置されたとみられる。

北方領土・貝殻島の灯台にロシア国旗を設置か 根室海上保安部が確認

 北方領土・歯舞群島の貝殻島にある灯台に、ロシア国旗のようなものが再び掲げられていることが分かった。根室海上保安部の巡視船が15日、北海道根室市の納沙布岬沖をパトロール中に確認した。

 貝殻島の灯台は日本が1937年、航行の安全のために設置した。灯台をめぐっては、昨年夏にロシア国旗が掲げられ、灯台の外壁が白く塗られたり、十字架が設置されたりと、実効支配を誇示するようなロシア側の動きが相次いで確認されている。

 根室海上保安部によると、国旗についてはその後しばらく見えなくなっていたが、ロシア側が再び設置したとみられる。(山本智之)