中国が尖閣海域で漁解禁 “日本産”禁輸で「海鮮離れ」も

AI要約

中国で尖閣諸島を含む東シナ海での漁が解禁され、約1万隻の漁船が出港した。

中国では日本産水産物の輸入停止が影響し、「海鮮離れ」が進んでいるとの声もあり、市場や漁師にも影響が出ている。

当局は尖閣諸島や台湾の近くでの漁を避けるよう指示しているが、一部の漁師は規制を逃れようとしている。

中国が尖閣海域で漁解禁 “日本産”禁輸で「海鮮離れ」も

日本の尖閣諸島を含む東シナ海での漁が、中国で解禁されました。

漁解禁に合わせ、福建省からは約1万隻の漁船が出港しました。

中国は、福島第1原発の処理水放出に反発し日本産水産物の輸入を停止していて、そのことが「海鮮離れ」を招いているとの声も聞かれます。

市場で働く人からは、「海鮮を食べる人が少なくなった」「客はみんな気にしていて、買うたびに汚染はされていないか聞いてくる」との声が聞かれました。

また、影響は漁師たちにも出ています。

船長:

この2、3カ月で稼げなければ、今年はもうおしまいだ。

尖閣諸島や台湾の近くは当局が漁を避けるよう指示していますが、「GPSを外せば見逃してもらえる」と話す船長もいて、徹底されるかは不透明です。