南ア失業率、3四半期連続で上昇 コロナ規制撤廃以来最高の33.5%

AI要約

南アフリカの第2・四半期失業率が33.5%に上昇し、雇用創出の不足が指摘されている。

コロナ規制の撤廃後は最高の失業率だが、前四半期の記録を下回っている。

高度な技術を要する雇用は回復しているが、非熟練労働者の雇用は依然として回復しておらず、雇用創出には時間がかかる見通し。

南ア失業率、3四半期連続で上昇 コロナ規制撤廃以来最高の33.5%

Kopano Gumbi

[プレトリア 13日 ロイター] - 南アフリカ統計局が13日発表した第2・四半期の失業率は33.5%と、3四半期連続で上昇した。同局は「創出されている雇用の数では失業問題に対処できない」としている。

失業率は政府が2022年第2・四半期にコロナ規制を撤廃して以来最高となったが、21年第4・四半期に記録した過去最高の35.3%は下回っている。

投資会社モメンタム・インベストメンツのエコノミスト、サニシャ・パッキリサミー氏によると、コロナ流行を経て高度な技術を要する分野の雇用が回復している一方、非熟練労働者の雇用はほとんど回復していない。大幅な雇用創出には時間がかかりそうだという。