本当に牛肉? 犬肉かどうかを識別するキットが登場=韓国

AI要約

韓国で犬の肉を牛肉や豚肉と偽って販売している業者を検出するための犬種鑑別キットが登場した。

このキットは犬のDNAの増幅方式を用いて、犬の肉を他の食肉と混ぜて販売していないか確認できる。

犬食用終息法施行により、犬の食用目的の飼育や販売が制限され、規制を逃れるための検査体系が整備される予定だ。

本当に牛肉? 犬肉かどうかを識別するキットが登場=韓国

韓国で犬飼育農場や保身湯(ポシンタン)屋が犬肉を牛肉や豚肉と偽って販売していないかどうか知ることができるキットが登場した。

ソウル市保健環境研究院は今月7日、犬食用終息法(犬の食用目的の飼育・屠殺および流通など終息に関する特別法)施行に合わせて地方自治体として初めて「犬種鑑別キット(real-time PCR)」を製作したと14日、明らかにした。

このキットは犬のDNAだけ遺伝子が増幅される方式で、犬肉を他の食肉と偽って販売していないかどうか確認することが可能だ。

犬など6種(猫・牛・豚・鶏・鴨)の標本を確保した後、該当キットで検査した結果、犬の標本だけで遺伝子が増幅されることを確認したと研究員は説明した。犬食用終息法により、2027年2月から食用を目的に犬を飼育・増殖・屠殺、および犬肉を使った料理や加工食品を販売することができなくなる。実際には犬肉なのに、法の網から逃れる目的で他の肉と偽って販売する行為をつかまえるための検査体系だ。

犬食用終息法の施行により、現在営業中の業者と屠殺・流通業者はすべて申告しなければならない。

現在申告が受理された流通業者および食品接客業者など479カ所はすべて廃業・転業計画をまとめた犬食用終息履行計画書を提出した。今後、市は履行計画書が順守されているかどうか定期的に点検する予定だ。

ソウル市庭園都市局のイ・スヨン局長は「犬食用終息法により地方自治体として初めて犬種鑑別システムを構築した」とし「ソウル市が先進動物福祉文化定着の先頭に立つ」と話した。