米FOXニュース「イラン、24時間内にイスラエル攻撃する可能性」

AI要約

ハマスの政治指導者暗殺により、イランとイスラエルの緊張が高まっており、イランの報復攻撃の可能性が浮上している。

イスラエルは事態に対応し、米国もオースティン国防長官が特定の潜水艦を中東に配置する命令を下した。

一方、フランス・ドイツ・英国はイスラエルとハマスに交渉復帰を促し、イランと同盟に自制を求めている。

ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏の暗殺でイランとイスラエルの間に戦雲が垂れ込めている中で、今後24時間以内にイランの攻撃があるかもしれないという米国メディアの報道があった。

FOX(フォックス)ニュースは12日(現地時間)、地域の消息筋を引用し、イランとその追従勢力が24時間以内にイスラエルに対する報復攻撃に出る可能性があると報道した。

イランは先月末に首都テヘランでハニヤ氏が暗殺されると、これに対する報復としてイスラエルに対する大規模攻撃を予告した。

イスラエルはハニヤ氏の暗殺に関連して肯定も否定もしていないが、イランの報復攻撃に相応する対応を行うとし、態勢を強化してきた。

イランとイスラエル間の軍事衝突の可能性が高まり、米国をはじめとする西側も緊迫した動きを見せている。

米国防総省は前日声明を通じてオースティン国防長官が誘導ミサイル潜水艦の中東配置命令を下したと明らかにした。誘導ミサイル潜水艦は潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)運用に特化した誘導ミサイル原子力潜水艦(SSGN)をいう。

フランス・ドイツ・英国の首脳はこの日声明を出してイスラエルとハマスがこれ以上遅滞せずに交渉に復帰するように促した。3国首脳は「我々は、イランとその同盟に、地域緊張をより一層高めて休戦と人質釈放に合意する機会を危うくする攻撃を自制するよう求める」と明らかにした。