イランは報復自制を 英独仏首脳

AI要約

英国、ドイツ、フランスの3カ国首脳が共同声明を出し、イランでハマス指導者が殺害された事件に関連し、イランにイスラエルへの報復攻撃を自制するよう呼び掛けた。

3カ国首脳は中東地域の緊張が高まっていることに懸念を表明し、イランに戦闘停止の機会を壊す攻撃を避けるよう促した。

停戦交渉に遅れは許されないとして、イランに対し緊張を緩和し、和平への道を模索するよう求めた。

 【パリ時事】英国、ドイツ、フランスの3カ国首脳は12日、共同声明を出し、パレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏がイランで殺害された事件などを巡り、イスラエルへの報復攻撃を自制するようイランに呼び掛けた。

 

 声明で3カ国首脳は「中東地域で高まった緊張に懸念を深めている」と表明。「さらに緊張が増すことで利益を得る国も民族もない」とした上で、イランに対し「(ハマスとイスラエルが)戦闘停止と人質解放で合意するチャンスを危うくするような攻撃を控える」必要があると訴えた。停戦交渉に関し「これ以上の遅れは許されない」とも強調した。