ウクライナ軍、ベルゴロド州へも越境攻撃狙う ロシアの住民避難続く

AI要約

ウクライナ軍がロシア南西部ベルゴロド州の国境検問所を攻撃し、クルスク州でも進撃が続いている。住民避難が続いている状況。

コロチロフカ検問所への攻撃や周辺地域の避難が報告されており、ロシア軍が反撃している。ロシア軍は防衛兵力の分散への対応とみられる。

ロシア国防省はクルスク州での戦闘を認めており、ウクライナ軍による越境攻撃が懸念される状況。

ウクライナ軍、ベルゴロド州へも越境攻撃狙う ロシアの住民避難続く

 ロシアの独立系メディアは12日、ウクライナ軍がロシア南西部ベルゴロド州の国境検問所を戦車などで攻撃したと伝えた。ウクライナ軍は隣接するクルスク州で少なくとも国境から約30キロの地点まで進軍。越境攻撃が一段と拡大する可能性があり、ロシアの2州では住民避難が続いている。

 ロシアの軍事ブロガー「ライバー」などによると、ウクライナとの国境にあるコロチロフカ検問所への攻撃は同日早朝、始まった。ロシア軍が空爆などで反撃し、突破は許していないとしているが、ロシア国営タス通信によると、周辺地域から住民1万1千人が避難。クルスク州でも避難が続いている。

 ロシア国防省は11日、クルスク州の国境から約30キロの地点で戦闘があったと認めており、今回の攻撃は、ロシア軍の防衛兵力を分散させる狙いとの見方も出ている。