ロシアがウクライナに報復空襲、2人死亡…「北朝鮮のミサイル4発使用」

AI要約

ロシアがウクライナ軍に報復空襲を行い、民間人死傷者が発生した。キーウなど主要都市に報復攻撃。

ロシアの空襲で4歳児を含む2人が死亡、13人が負傷。ウクライナ国家非常庁が被害を明らかに。

ウクライナ空軍がロシア軍の攻撃を報告、北朝鮮のミサイルも使用された可能性。ゼレンスキー大統領がロシアのテロ攻撃と非難。

ロシアがウクライナに報復空襲、2人死亡…「北朝鮮のミサイル4発使用」

ウクライナ軍に本土を急襲されたロシアが首都キーウなどウクライナ主要都市に報復空襲をし、民間人死傷者が発生した。

10日(現地時間)のAFP・AP通信などによると、ロシアの空襲で4歳児を含む2人が死亡、13人が負傷した。ウクライナ国家非常庁は夜中にキーウ郊外ブロバリの建物にミサイルが落ちたと明らかにした。破損した建物の内部から35歳の男性と4歳の息子が遺体で発見され、3人が重傷を負った。

ウクライナ空軍はキーウに向けてロシア軍のミサイル2発が飛んできて、他の5カ所の地域でもロシア軍のドローン(無人機)攻撃があったと明らかにした。またロシア軍が発射したミサイルには北朝鮮のミサイルKN-23も4発含まれていたと説明した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、「予備情報によると、ロシアが今回の攻撃に北朝鮮のミサイルを使用した」とし「これはウクライナを狙ったもう一つの故意的なテロ攻撃だ」と主張した。

ロシアの今回の空襲はウクライナ軍の本土攻撃に対する報復と解釈される。ウクライナ軍は6日からロシアのクルスク州に進撃し、遅れて集結したロシア軍を相手に6日連続で交戦している。ゼレンスキー大統領は空襲4日目の9日の演説で「戦争を侵略者らの領土に押し出すための作戦中」とし、これを公式的に認めた。

戦場がウクライナからロシア本土に拡張し、ロシアの民間人被害も発生している。クルスク州のスミルノフ知事代行は州都クルスク市内のアパートにウクライナ軍のミサイルの破片が落ち、2人が重傷を負うなど13人が負傷したとテレグラムを通じて伝えた。スミルノフ知事代表は戦闘に巻き込まれる可能性が高い州南西側ベロフスキー地区担当者に住民の避難を急ぐよう指示も出した。