ウクライナ東部で10人死亡 スーパーや郵便施設にロシア軍の攻撃

AI要約

ウクライナ東部ドネツク州コスチャンティニウカでロシア軍による商業施設への攻撃があり、少なくとも10人が死亡し、35人が負傷した。

攻撃には空対地ミサイルが使用され、スーパーマーケットや民家、商店、車両などに被害が及んだ。

ウクライナ大統領はロシアに対して責任を問うと共に、国際社会にウクライナの防衛を支援するよう呼びかけた。

ウクライナ東部で10人死亡 スーパーや郵便施設にロシア軍の攻撃

 ウクライナ東部ドネツク州コスチャンティニウカの商業施設に9日昼、ロシア軍による攻撃があった。クリメンコ内相によると、これまでに少なくとも10人が死亡し、35人が負傷したという。

 同州のフィラシキン知事によると、この攻撃には空対地ミサイルが使われ、スーパーマーケットや民家4軒、商店4軒や車両12台のほか、民間郵便会社「ノバポシュタ」の施設も被害を受けた。同社によると、従業員が1人負傷した。戦時下で郵便事業を続けるノバポシュタはこれまでも度々ロシア軍の攻撃にあっている。

 コスチャンティニウカは州都ドネツクの50キロ北に位置し、激しい戦闘が行われている東部の最前線からは20キロほどしか離れていない。

 ゼレンスキー大統領は「ロシアはこのテロに対する責任を問われることになる。我々は世界がウクライナの防衛を支援し、国民の命を救うためにともに立ち上がってくれるよう、最善を尽くす」とSNSに記した。(ロンドン=藤原学思)