米、ウクライナに追加支援183億円 地対空ミサイルやレーダー供与で防空強化

AI要約

米国防総省がウクライナへの追加軍事支援を発表。地対空ミサイルや対戦車ミサイルなどを供与。

ウクライナが最も緊急に必要としている装備を提供し、防衛を強化する方針。

米国のウクライナ支援はロシアによる侵攻開始以降、約556億ドルに達する。

【ワシントン=坂本一之】米国防総省は9日、ロシアの侵略を受けるウクライナに地対空ミサイル「スティンガー」や携行式の対戦車ミサイル「ジャベリン」などを供与する1億2500万ドル(約183億円)相当の追加軍事支援を実施すると発表した。

追加軍事支援では敵の攻撃を探知するマルチミッション・レーダーや高機動ロケット砲システム「ハイマース」の弾薬、救急車両なども供与する。国防総省は今回の支援に関し、ウクライナが「最も緊急に必要としている装備」と説明。ブリンケン国務長官は同日の声明で「ウクライナの領土と国民の防衛を強化するため可能な限り迅速に供与する」と強調した。

米国のウクライナ軍事支援は2022年2月のロシア軍によるウクライナ侵攻開始以降で約556億ドル(約8兆1550億円)に達する。