積む場所足りない?じゃあ「足しちゃえ!」 アメリカ空軍 ”新型兵装パイロン”の試験開始 機体は異形の「超音速爆撃機」

AI要約

アメリカ空軍は2024年8月5日、爆撃機などに追加の兵装を搭載するための新型パイロンを試験中であることを明らかにしました。

新型パイロン「搭載適合モジュラーパイロン(LAM)」は爆撃機の機体下面に装着し、より多くの兵器を搭載できるようにするものです。

B-1B「ランサー」爆撃機を使用した運用試験が行われており、LAMを搭載して通常兵器を追加搭載する能力が確認されています。

積む場所足りない?じゃあ「足しちゃえ!」 アメリカ空軍 ”新型兵装パイロン”の試験開始 機体は異形の「超音速爆撃機」

 アメリカ空軍は2024年8月5日、爆撃機などに追加の兵装を搭載するための新型パイロンを試験中であることを明らかにしました。

「搭載適合モジュラーパイロン(LAM)」と呼ばれるこの新型パイロンは、爆撃機などの機体下面に装着することで、これまでよりも多くの兵器を追加搭載することを可能とするものです。現在、カリフォルニア州にあるエドワーズ空軍基地において、第412試験航空団所属のB-1B「ランサー」爆撃機を使用した運用試験が行われています。

 B-1Bは、可変翼が特徴の超音速爆撃機で、かつては核兵器の運用能力を有していましたが、現在は通常兵器のみを運用しています。現在行われている試験では、LAMはB-1Bの機体前方に搭載されており、ここに誘導爆弾やミサイルをはじめとする各種通常兵器を、必要に応じて追加搭載することが可能です。

 また、今回の試験はB-1Bを用いて実施されていますが、アメリカ空軍によるとこれは単に機体運用上の都合であり、実際にはその他の機体へのスムーズな搭載も目指しているとのことです。