ロシア西部の原発付近で停電、ウクライナ越境攻撃のクルスク州
ウクライナによる越境攻撃が続いているロシア西部クルスク州でクルチャトフへの電力供給が遮断され、停電が発生。
クルスク原子力発電所があるクルチャトフにウクライナのドローンが火災を引き起こし、周辺地区にも影響。
ウクライナの地上越境攻撃はクルスク原発周辺まで広がり、状況が緊迫している。
[モスクワ 9日 ロイター] - ウクライナによる越境攻撃が続いているロシア西部クルスク州で9日、クルスク原子力発電所があるクルチャトフへの電力供給が遮断された。クルスク州のスミルノフ知事代行が明らかにした。
ウクライナのドローン(無人機)の残骸が変電所に落下し火災が発生したためという。
クルスク原発はロシア最大級の原発。スミルノフ氏によると、人口4万2000人のクルチャトフのほか、周辺地区の一部で停電が発生している。
ウクライナは4日前にクルスク州に対する地上越境攻撃を開始。戦闘はクルスク原発に近い地域にも広がっている。