ウクライナ軍の越境攻撃 100平方キロメートル制圧か ロシア西部の軍飛行場にもドローン攻撃
ウクライナ軍がロシア西部で越境攻撃を行い、100平方キロメートルを制圧した
ロシア側の数百人を捕虜として拘束し、天然ガス輸送施設も制圧
ロシア非常事態省がクルスク州を非常事態と宣言、リぺツク州での攻撃で負傷者発生
ウクライナ軍によるロシア西部での越境攻撃についてウクライナ側がこれまでに100平方キロメートルを制圧したとアメリカメディアが報じました。
アメリカのワシントン・ポストは8日、ゼレンスキー大統領の顧問の話としてロシア西部クルスク州での今回の越境攻撃にウクライナ軍が関わっているとしたうえで、ウクライナ側がおよそ100平方キロメートルを制圧したと報じました。
また、ロシア側の数百人を捕虜として拘束したほか、ヨーロッパ向けに天然ガスを輸送するための関連施設も制圧したとしています。
こうした中、ロシア非常事態省は9日、クルスク州の状況について連邦レベルでの非常事態だと宣言しました。
また、クルスク州に隣接するリぺツク州の知事は9日、ウクライナ軍のドローン攻撃により、9人が負傷したとSNSに投稿しました。
これについて、ウクライナ軍はリぺツク州にあるロシア軍の飛行場を攻撃し、誘導爆弾を保管していた弾薬庫を破壊したと発表しています。