ロシア西部に千人越境攻撃 ウクライナ軍、侵攻後最大

AI要約

ロシア軍のゲラシモフ参謀総長はウクライナ軍の兵士約千人がロシア西部クルスク州に越境攻撃したと報告。

ウクライナ軍の進軍を食い止めたが、一部の兵士がロシア領内に残っており、掃討作戦が続いている。

ウクライナ侵攻開始以降で最大規模の地上越境攻撃が発生し、クルスク州は非常事態が宣言された。

 【キーウ共同】ロシア軍のゲラシモフ参謀総長は7日、前日朝からウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州のスジャ地区にウクライナ軍の兵士約千人の越境攻撃があったとプーチン大統領に報告した。ウクライナ軍の進軍は食い止めたものの、7日現在でロシア領内にウクライナ兵が残っているとし、掃討作戦が続いていると述べた。クルスク州には7日から非常事態が宣言された。

 これまでにもウクライナ側の地上越境攻撃はあったが、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以降で今回が最大規模とみられる。ウクライナ側は公式声明などを発表していない。