「ロシアは戦争の結果を思い知るべき」 ゼレンスキー氏

AI要約

ウクライナがロシアに大規模な越境攻撃を開始して3日目の8日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアに戦争の結果を思い知るように促す演説を行った。

ウクライナ軍がロシア領内に進入し、最大10キロ進撃したという報告もあり、独立系のアナリストからは重大な攻撃とみられている。

ロシアはウクライナ側部隊を撃退し、さらなる侵入を阻止するために活動しており、状況は緊迫している。

「ロシアは戦争の結果を思い知るべき」 ゼレンスキー氏

【AFP=時事】ウクライナがロシアに大規模な越境攻撃を開始して3日目の8日、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は演説で、ロシアは自らが仕掛けた戦争の結果を「思い知るべき」だと述べた。

 ロシア軍によれば、ウクライナ側は6日朝、西部クルスク(Kursk)州に兵士約1000人と装甲車および戦車20台以上の陣容で進入した。

 独立系のアナリストによると、ウクライナ軍はロシア領内で最大10キロ進撃した。ロシアの侵攻開始以来、ウクライナ側の攻撃としては最も重大なものとみられる。

 ゼレンスキー氏は8日夜の演説で越境攻撃には直接言及しなかったが、「ロシアはわが国に持ち込んだ戦争の結果を思い知るべきだ」と述べた。

 さらに「ウクライナ人は目標を達成する方法を知っている。そして、われわれは戦争による目標達成を選んだわけではない」と付け加えた。

 ロシア国防省は8日、軍がウクライナ側部隊を「引き続き撃破している」と発表。空爆、ロケット弾攻撃、砲撃などによって押し戻そうと試みているとして、現地に予備部隊を緊急派遣し、クルスク州へのさらなる「侵入を阻止している」と説明した。【翻訳編集】 AFPBB News