ロシアから解放のオルロフ氏、さらなる身柄交換の「構想ある」

AI要約

ロシアが先週実施した拘束者の身柄交換で解放された人権活動家が、ロシア人反体制派との身柄交換の可能性を検討していることを明らかにした。

解放されたロシア人らはドイツに到着し、ショルツ独首相に出迎えられたが、さらなる身柄交換の可能性についてはコメントを避けた。

身柄交換では西側諸国で拘束されていた8人がロシアに、ロシアから西側に16人が引き渡されたが、ロシアにはまだ数百人の政治犯が収監されている。

ロシアから解放のオルロフ氏、さらなる身柄交換の「構想ある」

Daria Shamonova Filipp Lebedev Mark Trevelyan

[ベルリン 7日 ロイター] - 米国とロシアなどが先週実施した拘束者の身柄交換でロシアが解放した人権活動家オレグ・オルロフ氏は7日にベルリンで記者会見を開き、解放後にトルコの首都アンカラからドイツに向かう機中で他のロシア人反体制派とさらなる身柄交換の可能性を話し合ったと明らかにした。

解放されたロシア人らはドイツに到着した際にショルツ独首相に出迎えられたが、オルロフ氏はショルツ氏にさらなる身柄交換の話をしたかどうかは語らなかった。

オルロフ氏は「今のところ、これ以上具体的なことは何も言えない。具体的な構想があるという以上のことは何も言えない」とした。71歳のオルロフ氏は2月に軍の信用失墜の罪で禁錮2年6月の判決を言い渡され、服役していた。

身柄交換では西側諸国で拘束されていた8人がロシアに、ロシアから西側に16人が引き渡された。

人権団体によると、ロシアではなお数百人が政治犯として収監されている。、ロシア軍に関するうその情報を広め軍の信頼を失墜させたとしとして収監され、健康不安のあるモスクワ区議アレクセイ・ゴリノフ氏が含まれる。

オルロフ氏は、仮に自分に選択の余地があったならば、ゴリノフ氏のような人たちを残して国を出ることには同意しなかっただろうと語った。