「旅客機は環境に悪い!許さんぞ!」→空港で驚愕の行動に! 何をした? もちろん逮捕です

AI要約

イギリスのヒースロー国際空港で環境活動家が電光掲示板などに塗料を噴射し、逮捕される事件が発生しました。

活動家は「JUST STOP OIL」を掲げ、エントランスガラスや電光掲示板に塗料を噴射してデモを行いました。

国際組織「オイル・キルズ」に所属している活動家は、19の空港で石油排出の廃止活動を行っており、民間航空業界では持続可能な航空燃料の導入など環境への配慮が進められています。

「旅客機は環境に悪い!許さんぞ!」→空港で驚愕の行動に! 何をした? もちろん逮捕です

 イギリスのヒースロー国際空港で2024年7月30日、2人の環境活動家が同空港のターミナルビル内にある電光掲示板などの設備に、消火器らしきものを用いて塗料を噴射したと、現地メディアなどが報じました。

 今回の環境活動家の行動はSNSなどで動画で拡散されており、2人の活動家が「JUST STOP OIL」(石油を止めろ)と描かれたTシャツと消火器らしき物を持ち、エントランス部分のガラスにオレンジ色の塗料を噴射。ついで出発便の案内が掲示されている電光掲示板にも噴射した後、その前で座り込みデモを行いました。2人は結果的に逮捕されたとのことです。

 なお、今回の事件発生による同空港の発着便への影響はなかったと報じられています。

 今回の事件は、国際組織「オイル・キルズ」に所属する活動家によるものと見られます。この組織は2030年までに石油による活動を停止することを呼びかけており、19の空港で石油排出の廃止活動を実施しているとのことです。

 なお、民間航空の業界では、2024年時点で廃棄油などを原料に用いながら既存の航空燃料と同じように運用することで二酸化炭素の実質排出量ゼロをうたう「SAF(持続可能な航空燃料)」の導入を進めているほか、水素や電池、それらと既存の航空燃料を組み合わせた航空機の開発、研究を進めています。例えばエアバスでは、2035年の実用化を目指し、世界初という水素動力旅客機開発プロジェクト「ZEROe」を進めています。