プーチン氏、洪水被害の北朝鮮にお見舞いメッセージ

AI要約

ロシアのプーチン大統領が北朝鮮の金総書記に洪水被害でのお見舞いのメッセージを送った。

プーチン氏は金氏に支援と援助を申し出たが、金氏は現在の対策で十分であると述べた。

北朝鮮は被害状況について情報を公表しておらず、韓国メディアは死者や行方不明者の可能性を報じている。

【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、大規模な洪水被害に見舞われている北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記にお見舞いのメッセージを送った。大統領府(クレムリン、Kremlin)が3日、明らかにした。

 プーチン氏は、「暴風雨により愛する人をなくした人々にお見舞いの言葉と支持を伝えていただきたい」「あなたは常にわれわれの援助と支援を頼ることができる」と、電報で金氏に伝えた。

 朝鮮中央通信(KCNA)は、「モスクワからのメッセージは北朝鮮外務省に(3日に)送達された」とし、その後直ちに金氏に報告されたとしている。

 プーチン氏は「緊急人道支援」も申し出たが、金氏は謝意を示しながらも、すでに対策が講じられていると返答。ただし「いずれ援助が必要になった際にはモスクワの真の友人たちに要請するだろう」と述べた。

 韓国のメディアは、北朝鮮北部の中国との国境地帯で起きた7月27日の大雨による洪水被害について、死者・行方不明者は最大1500人に達する可能性があると報じている。しかし、金氏はそうした報道を否定。北朝鮮では犠牲者や被災地に関する情報は公表されていない。【翻訳編集】 AFPBB News