トランプ氏銃撃容疑者、暴力コンテンツ投稿の可能性=FBI副長官

AI要約

トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を起こしたトーマス・クルックス容疑者が反ユダヤ主義や反移民主義に関連する暴力的なコンテンツをソーシャルメディアに投稿していた可能性があることが明らかになった。

FBIの副長官が証言し、クルックス容疑者のものとみられるソーシャルメディアアカウントが2019─20年にかけて作成されたことや、投稿されたコメントが反ユダヤ主義や反移民主義を反映していたことが判明した。

事件はペンシルベニア州で発生し、容疑者は射殺されたが、ソーシャルメディアアカウントの解析が動機解明に役立つ可能性がある。

トランプ氏銃撃容疑者、暴力コンテンツ投稿の可能性=FBI副長官

Allende Miglietta David Morgan Sarah N. Lynch

[ワシントン 30日 ロイター] - トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を起こしたトーマス・クルックス容疑者(20)が、10代の頃に反ユダヤ主義や反移民主義に関連する暴力的なコンテンツをソーシャルメディアに投稿していた可能性があることが30日、連邦捜査局(FBI)副長官の議会証言で分かった。

FBIのポール・アバテ副長官は上院公聴会で、クルックス容疑者のものとみられるソーシャルメディアアカウントの存在を明らかにした。アカウントは2019─20年にかけて作成されたもので、クルックス容疑者のものだとすれば、15歳か16歳だったときに作成されたことになる。

アバテ副長官によると、このアカウントから700件以上のコメントが投稿されており、これらのコメントの一部は反ユダヤ主義や反移民主義を反映。「政治的暴力を唱えるようなもので、極端な性質を持つものといえる」と述べた。

トランプ氏の暗殺未遂事件は今月13日にペンシルベニア州バトラーの選挙集会で発生。クルックス容疑者は現場で射殺された。ソーシャルメディアアカウントの解析が動機解明の一助になる可能性がある。