イスラエル大統領脅迫で少年拘束 五輪選手に殺害予告も フランス当局〔五輪〕

AI要約

フランス捜査当局が、26日のパリ五輪開会式に出席するため訪仏したイスラエルのヘルツォグ大統領に対する脅迫の疑いで、15歳の少年を拘束。

五輪で仏入りしたイスラエル人選手らを反ユダヤ主義の影響を受け防護中。選手への嫌がらせも相次いでいる。

仏当局はイスラエル人選手3人に殺害予告の脅迫文が送られたとし、捜査に着手。

 【パリ時事】フランス捜査当局は、26日のパリ五輪開会式に出席するため訪仏したイスラエルのヘルツォグ大統領に対する脅迫の疑いで、パリ郊外に住む15歳の少年を滞在先の東部グルノーブルで拘束した。

 仏メディアが28日報じた。X(旧ツイッター)でテロをあおったという。

 パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとイスラエルの交戦を背景に、フランスでは反ユダヤ主義が台頭。仏当局は五輪で仏入りしたイスラエル人選手らを24時間態勢で警護している。ただ、選手の個人情報がSNS上で無断公開されるなど、嫌がらせが相次いでいる。

 一方、AFP通信によると、仏当局は28日、イスラエル人選手3人に殺害予告の脅迫文が電子メールで送り付けられたとして、捜査に着手したと明らかにした。