プーチン大統領 中距離ミサイル配備と改めて警告 ドイツへの長射程ミサイル展開に対抗措置

AI要約

プーチン大統領は、アメリカがドイツに長射程ミサイルを展開すれば、中・短距離ミサイルの配備を進めると警告。

プーチン氏は、将来的に核弾頭搭載可能なミサイルがロシアに10分で到達する可能性を指摘。

ロシアはINF条約失効後も中・短距離ミサイルの配備を自制していたが、今後進める方針。

ロシアのプーチン大統領はアメリカがドイツに射程の長いミサイルを展開すれば、対抗措置として中・短距離ミサイルの配備を進めると改めて警告しました。

ロシア プーチン大統領

「アメリカが計画を実行すれば、われわれは中・短距離ミサイルの配備に関する一時停止を取り下げる」

プーチン大統領は28日、サンクトペテルブルクで行われた「海軍の日」の式典で演説し、アメリカがドイツに駐留する米軍に対し、長射程ミサイルを配備すると発表したことについて「注視している」と述べました。

プーチン氏は「将来的に核弾頭も搭載可能なミサイルが10分でロシアに到達する」と指摘。

アメリカとのINF=中距離核戦力全廃条約が2019年に失効してからも自制していたとする、中・短距離ミサイルの配備を対抗措置として、進めると改めて警告しました。

また、ロシアの艦艇に極超音速ミサイルなどを配備し、海軍の戦力を増強させるとしています。