マカオ当局、2024年上半期に無認可宿泊施設85ヶ所封鎖

AI要約

マカオ政府旅遊局(MGTO)が、今年上半期の無認可宿泊施設や運び屋に対する取り締まり状況を発表。

無認可宿泊施設への取り締まりや違法ツアーガイドの検挙について詳細を報告。

マカオ政府旅遊局が市民と旅客の権益を守り、マカオの観光都市としてのイメージを守るための取り組みを強化。

マカオ当局、2024年上半期に無認可宿泊施設85ヶ所封鎖

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は7月26日、今年上半期(2024年1~6月)の無認可宿泊施設、違法観光ガイド、いわゆる運び屋に従事する団体旅客などに対する取り締まり状況を明らかにした。

 同局によれば、無認可宿泊施設については、119回にわたる取り締まりで244ヶ所のパトロールを行い、このうち85件について封鎖を行うとともに、関係者に対して法律違反で制裁手続きを開始したとのこと。

 違法ツアーガイドについてもマカオの玄関口となるイミグレーション施設周辺及び観光名所周辺で793回のパトロールを行い、10人の違法ツアーガイドを検挙。また、中国本土の観光主管当局への通報も行ったという。

 このほか、安値のツアーを組んでマカオの高齢者を中国本土へ旅行させ、行程中に買い物へ誘導する事案が報告されているといい、ツアーへの参加を決定するにあたり、その内容や価格合理性などをしっかり考慮するよう呼びかけた。

 同局では、ツーリズム業の秩序維持によって市民と旅客の権益を保証し、観光都市としてのマカオのイメージの保護するとともに、世界的レジャーセンターとしてのポジションを確固たるものにするため全力を尽くすとした。