マカオで軍警合同の大規模テロ対策訓練実施

AI要約

マカオドームでマカオ警察と駐マカオ部隊の合同訓練が実施

武装テロ集団のシナリオで対応力をテスト

訓練は成功し、1千人以上が参加

マカオで軍警合同の大規模テロ対策訓練実施

 マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と中国人民解放軍駐マカオ部隊による合同訓練(コードネーム「盤龍」)が実施された。

 マカオ警察総局によれば、今回の訓練はマカオ警察当局と駐マカオ部隊との間における緊急対応及び迅速な連携・協力メカニズムの強化、また各前線部門のテロ対応における伝達・協調能力をテストする目的で実施したとのこと。

 今回の訓練は大型コンサートの会場に武装テロ集団のメンバー7人が突入した後、一部が館内で8000人の観衆を人質に取った上、有毒ガスを使用したというシナリオで行われ、銃撃戦、人質解放交渉、除染、爆発物処理、避難誘導、負傷者救護、法律に基づくマカオ特別行政区から駐マカオ部隊への救援要請など一連の対応について確認が行われたという。

 訓練はおよそ2時間40分で終了し、マカオ側から関係部局を含めて1千人超、駐マカオ部隊からは主に危険物の探査及び人員・会場の除染対応で43人がそれぞれ参加。マカオ警察総局では、期待された成果を挙げたと総括した。