「ホテル三日月」に千葉の鉄道3社満喫ルーム 実物車両も停車中
「龍宮城スパホテル三日月」(千葉県木更津市)では、県内3社の鉄道やバスをテーマにした客室が新しく登場し、ホテル前にはリサイクルされた車両も展示されている。
ホテルは地域貢献の一環として、小湊鉄道、いすみ鉄道、銚子電鉄と連携し、SDGsの推進も意識している。
客室では、運転士気分を味わえる「運転席ブース」や各社の特長を集めた「合同ルーム」など、鉄道ファンやファミリーに楽しめる施設が用意されている。
「龍宮城スパホテル三日月」(千葉県木更津市)の客室に、小湊鉄道といすみ鉄道、銚子電鉄の県内3社の鉄道やバスをテーマにした客室がお目見えした。ホテル前には処分予定だった、いすみ鉄道や小湊鉄道バスの車両も展示されている。
同ホテルを運営する「ホテル三日月」は、3社と連携した地域貢献の一環として実施。また、車両の再利用によるSDGs(持続可能な開発目標)の推進の意も込めた。
同ホテル脇にはレールを敷設し、ホームも設置して「三日月龍宮城駅」が登場。ロビーの「待合室」にはプラレールも飾られた。
一方、客室は5室を改装し、それぞれ小湊鉄道と小湊バス、いすみ鉄道、銚子電鉄のバージョンがある。運転士気分を味わえる「運転席ブース」や客席シート、網棚、つり革など、実際に使っていた部品を取り付けるなどして、旅のイメージを再現している。
さらに、別の1室は各社の車両の先頭部分が並び、各社の特長を集めたオリジナル鉄道ルームとなる「合同ルーム」も用意した。
同社は「夏休みシーズンとなったが、鉄道ファンだけでなく、ファミリーにも楽しんでほしい」と話している。
料金は1泊2食付き、大人2人1室利用時2万5300円から。問い合わせは同ホテル(0438・41・8111)。【浅見茂晴】