中国軍の侵攻阻止、台湾が澎湖諸島で実弾演習

AI要約

台湾の澎湖諸島で実弾演習が行われ、中国軍の上陸侵攻を阻止する作戦が確認された。

台湾海峡で行われた年次演習「漢光」の一環で、台風の中で実施されたが、公開は中止された。

国防部はインターネットで演習のライブ中継を行い、演習の様子を伝えた。

【台北=西見由章】台湾の国防部(国防省に相当)は24日早朝、台湾海峡の離島、澎湖諸島で、中国軍の上陸侵攻を阻止する実弾演習を行った。22~26日の予定で行っている年次演習「漢光」の実動演習の一環。

演習は中国軍が沖合の揚陸艦から上陸用舟艇などで侵攻してくることを想定。M60A3戦車や火砲、歩兵携行式ミサイル「ジャベリン」などで海上の敵に見立てた目標を攻撃し、水際で上陸を阻止する作戦を確認した。

演習は台風3号が接近し強風が吹く中で行われ、当初予定されていた内外メディアへの公開は中止された。一方、国防部はインターネットで演習のライブ中継を行った。