台湾総統、軍事演習を視察 ミサイル攻撃想定、市民は避難

AI要約

台湾の頼清徳総統が花蓮で漢光演習を視察し、空軍部隊に国土防衛の決意を示唆。

演習では空軍基地がミサイル攻撃を受けた事態を想定し、応急修理や救護措置を確認。

中国からの武力攻撃を想定した漢光演習は台湾各地で行われ、今年は5日間の日程。

 【台北時事】台湾の頼清徳総統は23日、東部・花蓮で台湾軍最大の定例軍事演習「漢光演習」を視察した。

 総統府によると、頼氏は演習に参加した空軍部隊に「任務に全力を尽くし、国民と全世界に国を守る決意を示そう」と訓示した。

 花蓮ではこの日、空軍基地がミサイル攻撃を受けた事態を想定した訓練を実施。滑走路の応急修理や、負傷兵の生存率を高めるための救護措置などを確認した。

 中国からの武力攻撃を想定した漢光演習は年に1回、離島を含む台湾各地で行われる。今年は22~26日の5日間。