台湾 中国軍侵攻を想定の大規模軍事演習 頼清徳氏、総統として初の現場視察

AI要約

台湾で中国軍の侵攻を想定した年次大規模軍事演習が行われ、頼清徳総統が初めて現場を視察しました。

漢光演習は中国軍の侵攻を想定し、参加隊員に事前にシナリオを知らせず、実戦能力向上を目指す内容が特徴です。

頼総統は安心感と台湾の防衛への決意を示し、中国は演習を緊張をあおる行為と非難しています。

台湾 中国軍侵攻を想定の大規模軍事演習 頼清徳氏、総統として初の現場視察

台湾で中国軍の侵攻を想定した、年に1度の大規模軍事演習が行われ、今年5月に就任した頼清徳総統が、総統として初めて現場を視察しました。

台湾で毎年定例となっている大規模軍事演習「漢光演習」は、中国軍の侵攻を想定したもので、22日から5日間にわたり行われます。

今回は参加する隊員らに演習のシナリオを事前に知らせず、夜間の訓練も重点的に行うなど、実戦能力の向上を目指す内容を取り入れたとしています。

頼総統は23日午前、東部・花蓮の部隊を視察し、「国民に安心感を与えるだけでなく、世界に対し台湾を守る決意を示すことができた」と強調しました。

一方、中国外務省の報道官は22日、演習の実施を受けて「台湾海峡の情勢を緊迫化させたのは民進党だ」と非難した上で、「緊張感をあおり、武力で独立を図るたくらみは必ず失敗する」と反発しています。