ガザ南部で70人死亡 ハマスが「再集結」 イスラエル軍

AI要約

パレスチナ自治区ガザの保健当局は、イスラエル軍によるハンユニスへの攻撃で70人が死亡、200人以上が負傷したと発表。

イスラエル軍はハンユニスでの軍事作戦を実施し、ハマスとの戦闘が激化している状況。

イスラエル政府はガザでの停戦および人質解放を巡り、意見の対立があり、首相の強硬姿勢が報じられている。

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの保健当局は22日、イスラエル軍がガザ南部ハンユニスを攻撃し、70人が死亡、200人以上が負傷したと発表した。

 軍はハンユニスでの軍事作戦を認め、イスラム組織ハマスが「部隊を再集結させようとしていた」と説明した。

 作戦に先立ち軍は、ハンユニス東部の住民に退避を要求。砲撃や空爆でハマスの戦闘員を殺害し、「テロ施設」30カ所以上を爆撃したという。イスラエル軍は4月、ハンユニスから部隊を撤収させたが、その後も断続的に軍事作戦を続けている。

 一方、イスラエルのメディアは、ガザでの停戦とハマスが拘束する人質の解放を巡り、同国のガラント国防相やハレビ軍参謀総長ら治安トップがネタニヤフ首相にハマスとの合意を進言したと報じた。「時間が限られている人質の解放を優先すべき時だ」と説得を試みたが、ネタニヤフ氏は強硬な姿勢を変えなかったという。