ネタニヤフ氏が渡米、バイデン氏らと会談 トランプ氏とも面会模索か
イスラエルのネタニヤフ首相がバイデン米大統領との会談に向けてテルアビブを出発した。
会談では、ハマスとの停戦や人質解放をめぐる交渉が協議される見通し。
また、新型コロナウイルス感染などの影響もある中、ネタニヤフ氏はハリス副大統領とも会談し、イスラエルの強い同盟関係を示す。
イスラエルのネタニヤフ首相は22日、ワシントンでのバイデン米大統領との会談に向けテルアビブを出発した。会談では、イスラム組織ハマスとの停戦や人質解放をめぐる交渉について協議するとみられる。バイデン氏は5月末に3段階からなる停戦案を発表したが、大統領選からの撤退が協議に影響する可能性もある。
イスラエル首相府などによると、ネタニヤフ氏は、新型コロナウイルスに感染したバイデン氏が回復していれば、23日に会談する。24日には米議会で演説する予定だ。昨年10月にパレスチナ自治区ガザで戦闘が始まって以降、ネタニヤフ氏の訪米は初めて。
イスラエルの地元メディアなどによると、ネタニヤフ氏は、大統領選から撤退するバイデン氏が民主党の後任候補として全面的な支持を表明したハリス副大統領とも会談する見込み。共和党候補のトランプ前大統領との会談も模索しているとみられる。
■ネタニヤフ氏「イスラエルは最も重要で最強の同盟国」