スーダンの内戦で1千万人が避難 半数は子ども、停戦見えず

AI要約

スーダンで国軍とRSFの内戦が起き、1千万人以上の避難民が発生。半数は18歳未満の子ども。

食料不足や人道危機が深刻化し、停戦への取り組みが進められているが、収束の兆しは見えない。

国内避難民が約780万人、国外避難民が約220万人となっている。

スーダンの内戦で1千万人が避難 半数は子ども、停戦見えず

 【カイロ共同】国際移住機関(IOM)は16日、アフリカ北東部スーダンで昨年4月に国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦が始まって以降、国内外に逃れた避難民が1千万人を超えたと発表した。全人口の20%以上に相当し、約半数は18歳未満の子どもだという。

 戦闘は軍とRSFの権力争いを背景に始まり、首都ハルツームなどから各地へ拡大した。食料不足など深刻な人道危機も起きており、国連などが停戦に向けた仲介を目指しているが、収束の兆しは見えていない。

 IOMによると、国内避難民は約780万人で、国外は約220万人。